マーケティングにおける集客で重要なのは、安価で高い効果をあげることです。
近年注目されているのが、オウンドメディアというマーケティング手法。オウンドメディアとは、自社でメディアを保有することで集客を狙う手法のことです。
この記事では、オウンドメディアによるマーケティングの方法や事例などを紹介していきます。
- オウンドメディアの定義
- オウンドメディアの活用による成果
- オウンドメディアの活用事例
- オウンドメディアの作り方
目次
オウンドメディアで自社のマーケティングを強化!

オウンドメディアを活用することで、効率的なマーケティング戦略を打ち出すことが出来ます。
オウンドメディアの魅力は、比較的安価で大きな集客効果を期待できること。また、自社のブランドイメージの周知にも貢献できるでしょう。
オウンドメディアの特徴や、類似の広告手法との違いについて見ていきましょう。
オウンドメディアとは
オウンドメディア(Owned Media)とは、自社がメディアを保有することによって消費者へ情報の発信をするマーケティング手法のこと。
一般的な広告と比べると、安価で効果の高い手法であるとされており、多くの企業がオウンドメディアに力を入れています。
マーケティングにおいて重要なのは、顧客と接点を持つこと。オウンドメディアを運営することによって、多くの顧客と接点を持つ機会の増加を期待できるでしょう。
ブログやSNSなどを通じて情報発信するメディアが代表例として挙げられます。
トリプルメディア
オウンドメディアの類義語として、ペイドメディア、アーンドメディアという概念があります。
ペイドメディア(Payed Media)とは、企業が広告にお金を払ってPRするメディアのこと。SNSやテレビに出稿する広告が代表例。
高いPR効果を期待できる一方で、コストが嵩むという特徴があります。
アーンドメディア(Earned Media)とは、消費者による口コミや専門的批評など第三者からPRすること。
広告料などを抑えて自社製品をPRできる一方で、情報統制が効きづらいという点が特徴です。
オウンドメディアに加えて、ペイドメディア、アーンドメディアの3つは「トリプルメディア」と称されることがあります。
それぞれのメリットとデメリットを比較して、自社に合ったPRの方法を検討する必要があります。
- オウンドメディア:自社で管理するメディア。管理統制が効きやすい。
- ペイドメディア:有料のメディア。手間少ないが高コスト
- アーンドメディア:口コミによるメディア。管理統制が困難
オウンドメディアのコンテンツ
オウンドメディアでは自社製品に関するコンテンツを展開していき、自社製品の購買活動に繋げていく形態が一般的です。
例えば、家電メーカーなら家電を利用した生活の知恵などのコラムを展開します。
その他、自社のブランド力を向上させるために様々なアプローチで読者を惹きつける記事を提供することで、自社のイメージ定着が可能です。
SEO対策
SEO対策とは、検索エンジンの上位に表示される施策のこと。
検索上位に表示されることによって、自社メディアに大きく集客が期待できます。
SEO対策を講じることで多くの人の目にとまる可能性が高くなり、自ずとオウンドメディアによる宣伝効果も高まっていくでしょう。
SNSによるメディア展開
TwitterやFacebookなど、SNSを活用してオウンドメディアを周知することも可能です。
SNSは多くのユーザーの目に留まる機会があるツールであり、上手に活用することで高い宣伝効果を期待できます。
CTA
CTA(Click to Action)とは、商品購買を促すための施策のこと。
オウンドメディアによって自社のページに来訪してもらい、CTAによって購買力をあげることがオウンドメディアの目的の1つになります。
オウンドメディアの役割・機能

オウンドメディアにはどのような役割と機能があるでしょうか。
広告ツールやマーケティングツールとしての効果を期待できるため、自社の集客向上や商品の購買促進に繋げることができます。
- 広告ツール
- マーケティングツール
- ブランドイメージの向上
広告ツール
前述したSEO対策を施すによって、Googleなどの検索サイトで自社ページを上位に表示させることが可能です。
顧客にとって有益な情報を配信することで、自社の製品に対する関心も高まっていくでしょう。
マーケティングツール
オウンドメディアには売上をアップするマーケティングツールとしての効果があります。
マーケティングにおいて重要なのは顧客をファン化させること。
自社サイトへ訪問する機会を増やすことで、自社のファンを増やしていくのです。
ブランドイメージの向上
オウンドメディアを展開することで、自社のブランドイメージ向上を期待できます。
企業理念を周知することで、ユーザーに自社のブランドイメージを定着できるでしょう。
オウンドメディアの成功事例

オウンドメディアでは自社のブランド力を定着するツールとして、多くの企業が活用しています。
その一例を見ていきましょう。
ソニーミュージックグループ
ソニーミュージックグループは2017年4月にオウンドメディア「ココタメ」をリリース。2018年3月より独自ドメインを取得し、ソニーミュージックグループ公式のオウンドメディアとして稼働しています。
エンタメに興味のある購読者に価値あるコンテンツを配信すると同時に、自社製品への導入にも貢献しているオウンドメディアとして規模を拡げています。
サイボウズ株式会社
サイボウズ株式会社は東京都のソフトウェア開発会社。
サイボウズは2012年よりオウンドメディアを運営。組織のマネジメントなど、働き方などの在り方について独特な考えを提供するメディアです。
オウンドメディアによって自社のブランディングを周知すると共に、企業イメージの定着に成功しています。
参考:https://cybozushiki.cybozu.co.jp/
オウンドメディアの立ち上げ方

オウンドメディアは比較的安価で立ち上げ可能。
WordPressなどのツールを活用すれば、導入費用をさほどかけずにメディアを立ち上げられます。
メディアを継続させるためには、ライターなどを外注して雇うことでメディアコンテンツを継続することができます。
WordPressによるメディア立ち上げ
WordPressなどのCMSを活用してメディアを立ち上げることができます。
WordPressとは、Webコンテンツの作成やブログの作成を簡単に出来るツールのこと。このブログもWordPressで作成しています。
WordPress自体の費用は無料であり、レンタルサーバーやドメイン料のみでオウンドメディアを立ち上げることができます。
ライターへの外注
オウンドメディアを立ち上げたあとは、継続的にコンテンツを配信し続ける必要があります。
コンテンツの質以上に、コンテンツの量が重要です。
ライターを外注するなど、色々な人の力を結集することで、継続的なオウンドメディアを運営できます。
最後に
オウンドメディアの定義や、メリットとデメリット、活用事例について見ていきました。
オウンドメディアは比較的安価で集客効果をあげることが出来る手法として、多くの企業の注目を集めています。
自社のPRのためにオウンドメディアを導入し、集客力改善に努めましょう。
脚注
yoshi-kky
2021/05/24